グラフや図を示しながら本誌記者に説明する山本太郎氏(撮影・伊ケ崎 忍)この記事の写真をすべて見る マレーシアを視察したメンバー 7月の参院選で2議席を獲得した「れいわ新選組」の山本太郎代表(44)は、政策の軸に「消費税ゼロ」を掲げる。緊縮財政によるデフレの状態から脱却するためには、財政の出動が必要だと主張し、「税の取り方を変えれば消費税だってやめられる」と訴える。 【写真】マレーシアを視察したメンバー 「この国では、かれこれ20年以上のデフレが続き、人々の生活と人生はすっかり疲弊してしまいました。すでに生活が苦しく、消費税が8%でもしんどい。だから、今回の(消費増税の)特徴的なこととして、10%に上がる前の駆け込み需要がほとんど起きていません。これは一部の富裕層を除く国民に、買いだめしておこうという体力がなくなっているからです」 1997年4月、当時の橋本龍太郎内閣のとき、消費税率が3%か