ダム反対意見など廃案 滋賀県議会、本会議開けず流会2008年12月22日23時11分印刷ソーシャルブックマーク 大戸川(だいどがわ)ダム(大津市)計画に反対の嘉田由紀子・滋賀県知事の意見を国に提示する議案を審議していた県議会は22日、定例会最終日を迎えたが、知事意見に反発する自民党会派などが審議の継続を求めて調整がつかず、本会議を開かないまま流会した。今年度一般会計補正予算案など計43議案がすべて廃案となった。県側は近く開く予定の臨時議会に再提案する方針。嘉田知事は知事意見を年内にも国に提出する予定だったが、難しい情勢となった。 同県議会が流会になったのは初めて。全国都道府県議会議長会によると、全議案が廃案となった流会は全国でも異例という。 県議会はこの日、議会運営委員会を断続的に開催。知事意見に賛成する民主党など3会派は特別委員会と本会議での採決を求めたが、反発する自民党など3会派は審議