今までに月面を歩いたことがある人は12人しかいません。そして、1972年を最後に、人類は月に行っていません。しかし、アメリカ航空宇宙局(NASA)の委託によって行われた最新の調査から、今では月に「恒久基地」を建設することは、予算的には十分に可能だとわかりました。コスト削減のカギは、月の資源の採掘と、民間企業とのパートナーシップです。 この調査によると、人類が再び月に行くのにかかる費用は、これまでの予想額の10%に引き下げられるかもしれないのだそうです。これまでの試算は1000億ドルでしたが、それが100億ドルになるのだとか。100億ドルであれば、NASAの現在の深宇宙有人宇宙飛行の予算内で捻出可能な額です。 「コストが10分の1に縮小されると、状況が一変します」と米国宇宙協会(NSS)執行委員長のMark Hopkins氏はプレスリリースの中で語っています。 2015年7月21日に公表され