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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (8)

  • 人生の一発逆転という悲しい夢 - Chikirinの日記

    ネットバンクで口座を開くと、ギャンブルの勧誘メールがたくさん届く。BIGとかlotoなどの宝くじ系からFXまでいろいろだ。銀行なのか宝くじ屋なのかわからないくらい来る。 その昔、日にlotoやBIGがまだ無かった頃、とある南米の国の街角で、loto(クジ)を売っている店があまりに多いのに驚いたことがある。ジュースや新聞を売っているキオスク、タバコ屋など、そこら中でlotoが買えて、実際に並んで買っている人もたくさんいた。 その光景が異様にみえて、一緒に歩いていたその国の知人に「なんであんなにクジが人気なの?」と聞いたら彼が「クジ? 違うよ、あれは貧困層を狙い撃ちにした税金なんだ」と言った。吐き捨てるような口調だったのでちょっと驚いた。 最近でこそ日も高額のクジがでてきたが、当時から外国のクジは当たり額の規模が違う。10億円単位の当たりもよく報道される。日だと高額当選者がマスコミにでて

    人生の一発逆転という悲しい夢 - Chikirinの日記
  • 人生は早めに諦めよう! - Chikirinの日記

    すべての人は、いつか人生を諦めなければなりません。 なぜなら人は皆いつか死ぬからです。その時点では、誰もが人生を諦めることになります。 けれどその前に、「いつ、どのタイミングで、どんな理由で、人生のどの側面を諦めるか」ということは、人によって大きく異なります。 中には“死の間際まで諦めなかった”と言う人もいるでしょう。反対に、非常に早く多くのことを早めに諦めて生きている人もいます。 私は、日は他の国より全体に「諦めるのが遅いのではないか?」と感じています。 そしてそれが不幸の元ではないかと思うのです。希有な才能をもつ人「以外」の大多数の人は、もっと早めにいろいろ諦めた方が、楽に生きられるのでは? ★★★ 「階層」や「階級」のある社会では、小学生くらいの子供でも、異なる階層にいる人たちの生活をみて「自分にはああいう人生は決して手に入らない」と理解します。そしてその時点で一定の職業や生活につ

    人生は早めに諦めよう! - Chikirinの日記
  • ワークライフバランスってさ - Chikirinの日記

    しばらく前から“ワークライフバランス”という言葉をよく聞くようになりました。背景として、「現在の日では“ワーク=仕事”に配分される時間が長すぎて、“ライフ=個人生活”への時間配分が少なすぎる。」という問題意識があるのでしょう。 ただワークライフバランスが語られる時、“微妙な違和感”を感じることもよくあるので、それをまとめておきます。 (1)過重労働とワークライフバランスは別の話 日では、労働者が余りにも過酷な労働環境下におかれ、過労死やうつ病の増加が問題になっています。サービズ残業や“みなし管理職”問題も、社員の忠誠心の範囲とはとてもいえないレベルの酷さです。 残業代を払わない、有給休暇を取らせないなどは違法行為であり、異常な労働時間を強いるのは時に“人権問題”でさえあります。労働法規違反は犯罪としてきちんと取り締まるべきです。 ワークライフバランスとは、“病気にならない程度に働く”こ

    ワークライフバランスってさ - Chikirinの日記
  • 経費節減で景気がますます悪くなるやね - Chikirinの日記

    テレビを見てたら、多くの企業がリーマンショック後の不況をなんとか乗り切るため、血のにじむような工夫をしてると紹介してた。 トーンとしては「みんなで我慢してこの苦境を乗り切りましょう!」って感じだった。 無駄遣いや使い捨てになれた現代生活を反省して、「もったいない」精神の生きていた“古き良き時代に皆で戻ろう!”みたいなノスタルジックな番組だったよ。 きっと戦争中に行われた「欲しがりません! 勝つまでは!」ってキャンペーンってこんな感じだったんだろうなと思わせられた。 一部、内容を紹介すると・・ オフィスの蛍光灯を一部外して電気代を浮かし、 しかも外した蛍光管は保管して、使ってる蛍光灯が壊れた時は(新しいのを買わずに)そこから補充するとか。 社内での連絡便のために使う封筒も、破れてもセロハンテープで修理して長く使うとか。 社内の文具置き場には貸出票がおいてあって、はさみとかテープとかそこから“

    経費節減で景気がますます悪くなるやね - Chikirinの日記
  • 三菱と日興 愛と憎しみの物語 - Chikirinの日記

    私の名前は日興証子。 私の激動の半生と、これから迎える新しい運命について聞いてくださると聞き、恥ずかしながらやってまいりました。 まずは生い立ちから。 私は遠山の父の元に生まれました。昔から親戚の興銀おじさんにはかわいがってもらって・・その興銀おじさんの家から一文字もらって、うちの家は“日興”って改名したくらいです。 そのおじさんの家も今はもう別の名前に変わってしまってるんですけどね。 あの頃は楽しかったです。うちの家と、野村さんち、大和さんち、それに山一君のおうちは“四大証家”とも言われて、そりゃあ羽振りもよくて。 私もなんの苦労もなく育てられました。12月なんてほとんど毎日、銀座の高級店でご飯をべてました。今から思うと信じられないかもしれませんが。 でも父が亡くなった頃からいろんなことが変わり始めて・・・そうそう、山一君ちが自己破産に追い込まれた時は当びっくりしました。まさかそんな

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  • バレる理由は3つとも同じ - Chikirinの日記

    まったく同じ構造ですね。あまりにきれいに同じ。 (1)品偽装 ここ数年、やたらと続いたのが品会社のスキャンダルです。赤福や白い恋人などの菓子メーカーから、吉兆などのレストラン、その他、肉加工業者まで、「客の残した材を使いまわし」「回収品を再利用」「実は国産品じゃなかった」などがバレて告発、報道されています。 大半のケースで「不正は十数年にわたり行われており・・」とのことだから、決して「昔はなかった偽装が今は増えてきた」わけではありません。単に「昔は偽装がバレなかったが、今はバレやすくなっている」だけなんです。 なんでバレ易くなったかといえば、不正を知りつつ働いていた人たちが、昔は「みんな正社員だったが、今は大半が非正規雇用や派遣社員だから」ですよね。 いいこととは思いませんが、正社員にはその会社の“家族”として、会社を守ろうという意識があります。その代わり、会社は一生自分を守ってく

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  • 正社員ポジションはどこへ? - Chikirinの日記

    昨日使ったデータについてさらに調べてみたら、おもしろかったのでまとめておきます。 その中には、昭和62年(1987年)と平成19年(2007年)の比較で次のような数字がありました。 1987年の被雇用者数=4306万(正規雇用3456万人+非正規雇用850万人) 2007年の被雇用者数=5326万(正規雇用3436万人+非正規雇用1890万人) 2007年のほうは、社民党、民主党、さらに“ロスジェネの味方のふりをしているマスコミ”が「今や会社員のうち35%以上が非正規雇用!」と報じる元データです。 でもよく見ると「あれっ?」と思いませんか? だってこのデータをみる限り、過去20年で正規雇用数はほとんど変わってないですよね。非正規雇用が増えてるだけなんです。しかも1000万人も! これだとその意味するところは、「正社員が減って、不安定な非正規雇用が増えた」のではなく、「正社員は減っていない。

    正社員ポジションはどこへ? - Chikirinの日記
  • 格差世代 - Chikirinの日記

    30代半ばで、誰もが知る有名企業に勤めるB君と話す機会があった。 この年代は大学を出る1994年〜2003年が就職氷河期で、非正規雇用のまま転々とする人も多く、ロスト・ジェネレーションと呼ばれている。ところがB君は「ロスジェネなんてありえない。僕なんかむしろ“金の卵”ですよ」と言ってた。 聞いてみると、確かに就職活動は厳しかったらしい。B君も一流大学の卒業生だけれど、OB訪問をしたら自動的に内定がでたバブル時代とは異なり、それなりにまじめに活動しないと内定はもらえなかった。 留年していたり、麻雀しかしてなかった友人の中には、大企業はすべて落ち、無名の中小企業に就職した人もいたらしい。 でも、元気ではきはきした好青年でサークルなどの活動歴もあり、学生時代から英語も熱心に勉強していたB君にとって、就職活動は「大変だったけど、頑張ればなんとかなった」というレベルだった。 で、「金の卵ってなに?」

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