民主党の岡田克也幹事長は3日、民主、自民両党による大連立構想について、福島市内で記者団に「これだけの危機的状況だから、全ての政党の力を借りてやったらいい」と述べた。ただ、自民党などに菅直人首相の下での連立参加に否定的な意見があることに関しては、「そういう話になってしまったら、国民から政治そのものが見放される。こういう危機的状況で総理大臣を代えるということはあり得ない」とけん制した。 東日本大震災の復興対策では「(2011年度)第1次補正予算、必要な法改正、基本法の制定について4月中にめどをつける」と強調。「原発の状況が安定しないとなかなか復興の局面に入っていかない。少し腰を据えて6、7月くらいに第2次補正予算を組みたい」と述べた。 【関連記事】 震災対応で菅政権は機能しているのか? 【東日本大震災特集】トップページ 〔写真特集〕東北地方太平洋沖地震 情報衛星、貢献見えず=災害