「授業中にやるなって何度言ったらわかるんだよ!」と激怒しながら、PSP(プレイステーション ポータブル)を机に叩きつけて破壊する熱血教師。都内の私立高校に通っていたK君は、教師の行為はやりすぎなのではないかと疑問を抱いています。 K君の通っていた学校では、ゲーム機の持ち込みは許可されていたものの、授業中の使用は厳禁。しかし、ある生徒が再三の注意を聞かず、ゲームをし続けていたため、熱血教師は、ゲーム機を繰り返し机の上に叩きつけて激怒しました。その結果、ゲーム機は無残にも基盤が見えて使えない状態になってしまいました。 K君は「何も破壊することはなかったのでは?」と話しています。ゲーム機を破壊された生徒は、教師に弁償を請求することはできるのでしょうか。また、犯罪の可能性はないのでしょうか。宮島繁成弁護士に聞きました。 ●熱血教師に損害賠償の責任 他人の所有物を故意に破壊しているので、熱血教師は、