政府・民主党は、2014年に消費税率を8%に引き上げた場合、低所得者対策として約3千万人に年1万円の給付金を配る案を軸に検討に入った。民主党内には上積みを求める声もあり、年1万数千円になる可能性もある。 政府は今国会に提出した消費増税法案で、消費税率を14年4月から8%に上げ、15年10月から10%に上げることにしている。低所得者には税を支払う負担が重くなるため、税率8%の期間は給付金を配って負担を和らげる「簡素な給付措置」をとることにした。 政府や民主党の関係者によると、給付措置は、自治体に払う「住民税」がかかっていない世帯を対象にして、1人につき年1万円を配る案を検討している。非課税は、夫婦と子どもの3人家族だと年収が200万円前後より少ない世帯などで、対象は約3千万人にのぼる。生活保護を受けている約200万人は対象外になる可能性があるという。 1万円を配るのは、食料品の消費税負