若きエリートによる意見交換 元日の深夜にNHK教育テレビ(Eテレ)で放送された『新世代が解く! ニッポンのジレンマ』における、20代の女性=ベンチャー企業代表で東大大学院生=の発言が、SNS上で物議を醸した。 『ニッポンのジレンマ』は1975年以降に生まれた人たちによる討論番組で、2012年に始まった。昨年までの出演者は70年以降生まれに限定されていたが、今回から年齢制限があらためられた。 過去の討論のテーマは「資本主義」や「男女共同参画社会」、「芸術」など多岐にわたった。今回のタイトルは「『競争』と『共生』のジレンマ」で、資本主義の原理である自由競争と民主主義が目指す平等な共生の両立が実現されているかどうかを、11人の若者が話し合った。ちなみに、司会は古市憲寿さん(30) =社会学者、東大大学院生=と青井実アナウンサー(34)で、やはり75年以降生まれだ。 女性は番組内で、経済的に貧しい