政府がガソリンなど燃油価格の上昇を抑える対策について、1リットル当たり5円としている補助金の上限を最大25円に引き上げる検討をしていることが25日、分かった。ロシア軍によるウクライナ侵攻で原油価格が急騰していることに対応する。補助の拡充により日本国内の暮らしや企業活動への影響を和らげる狙いがある。 <あのころ>木炭バスが勢ぞろい ガソリン不足で代燃車 岸田文雄首相は25日、記者会見し、原油価格の高騰に対し「当面は(現行の)激変緩和事業を大幅に拡充、強化し、小売価格の急騰を抑制する」と表明した。 原油急騰対策を巡っては自民党が今月、補助の上限について1リットル当たり25円以上に増額するよう提言していた。