外車嫌いな友人と地元の幹線道路をドライブしていた時の話。 「お前は生意気に外車に乗っているが、日本人の大半は外車が嫌いだ。周りを見てみろ、みんな日本車だ。」 といつものように喧嘩をふっかけてきた。 この日はさらにちょうど昼飯時だったのもあってか、 「これからすれ違う対向車で30台以内に外車が一台もなかったら昼飯を奢れ。一台でも外車にすれ違ったら俺が奢ってやる」と賭けを提案してきた。 もちろん乗った。 こいつは外車ったってどうせベンツとベンベしか知らんアホだ。 アウディもワーゲンも知らんのだ。 それに外車はドイツ車だけじゃない。 車のことあんまり知らんうちの姉が乗ってるチンクだって となりの爺さんの何年乗ってるかわからないボロのボルボだって ヤンキーの兄ちゃんが乗ってるカマロだってみんな外車だ。 外車なんて腐るほど走ってる。 ところが、実際数えてみると 外車は1台も現れなかった。 40台50