ルービックキューブ 【ワシントン=勝田敏彦】立方体の各面の色をそろえるパズル、ルービックキューブは、初期の配置がどんなにでたらめでも20手で解けることを、ケント州立大(米オハイオ州)の数学者ら米独の研究チームが証明し、発表した。 チームは、米ネット検索大手グーグルが提供した多数のパソコンの計算時間の空きを利用。実質的なしらみつぶしを行い、どんな配置でも20手以下で解けることを示した。 配置の数は、約4300京(京は兆の1万倍)通りもあるが、パソコンの台数が多かったので実際の計算に要したのは数週間だった。 ルービックキューブの最短手順数は数学者らの興味を引いており、1981年には52手以下、95年には29手以下とわかっている。チームによると、一般的なコンピュータープログラムは40手程度で解くものが多いという。 ちなみにルービックキューブを手で解く速さを競う競技の世界記録は、2008