東京電力福島第一原子力発電所で、原子炉を覆う格納容器にロボットを投入して内部の損傷の状況を調べる2回目の調査が終わり、東京電力などでは、溶け落ちた核燃料の取り出しに向けて、今後、撮影した映像やデータを詳しく分析することにしています。 東京電力などは、この影響で延期していた調査を再開して、15日、2台目のロボットを投入し、1台目とは別の場所で15メートルの距離を2日間かけて進み、撮影などを行いました。 調査は午後3時前に終わり、東京電力が公開した画像には配管の表面に貼られた放射線を遮るシートがはがれている様子などが写っていますが、1回目の調査と比べてがれきなどは少なかったとみられるということです。 東京電力などは、撮影した映像やデータは溶け落ちた核燃料の取り出しなど、今後の廃炉作業に向けた貴重なデータとして、1台目のデータとともに詳しく分析することにしていて、近く一部を公表するとしています。