Q 上司に「ご苦労様」はおかしい?(女性・66歳) 敬語講師の井上明美さん(46)は「『ご苦労様』は、相手の苦労や骨折りをねぎらい感謝する言葉で、目下の人に用います。『様』があるので丁寧にはなっていますが、やはり上司には使わない方がよいでしょう」と話します。感謝を表すならば、素直に「ありがとうございました」の方がよいでしょう。 同じねぎらいの言葉に「お疲れ様」があります。「『お疲れ様』は、本来の意味とは別に、会社の中で相手と会ったときや帰るときのあいさつ用語として定着しています。目上の人に使うこともあるでしょう」と井上さん。ただ、より丁寧にしたいときは、「お疲れ様でございました」と語尾を替えたり、先に帰る場合は「お先に失礼致します」、上司が疲れていそうな時は「お疲れになりませんでしたか」などと言い換えたりした方がよさそ… この記事は有料記事です。 残り200文字(全文565文字)