4月1日午前11時40分すぎ、菅官房長官が平成に代わる次の元号を「令和」と発表した。 その直後、日本語学者の金田一秀穂氏は、新しい元号「令和」の第一印象を次のように語った。 この記事の画像(5枚) 金田一秀穂氏: 「令」というのは、古い意味では“神様のお告げ”という意味。そして、“皆が仲良く“ということなんだろうと思います。 いい言葉なのではないでしょうか。悪くないですよ。ただ、「和」は昭和の「和」だったから、そういうのは選ばれないのかなと思っていましたけれど。 新元号の「令和」は、8世紀に完成し、さまざまな身分の人が詠んだ4500首以上を収録している日本最古の和歌集『万葉集』の梅花の歌を出典としている。 初春の令月にして 気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす (『万葉集』梅花の歌) (左)的場順三氏 (左から2番目)金田一秀穂氏 金田一秀穂氏: 冬から春にかけての気持