関西電力高浜原発。手前から4号機、3号機=福井県高浜町で2022年12月12日、本社ヘリから北村隆夫撮影 原子力規制委員会に入った連絡によると、営業運転中の関西電力高浜原 30日午後3時20分ごろ、福井県高浜町の関西電力高浜原発4号機(出力87万キロワット)で、原子炉内部の中性子が急速に減少したことを示す警報が出たため、自動停止した。警報が出た原因は不明だが、外部への放射性物質の漏えいはないという。関電は「電力需給への影響はただちにはない」としている。 県や関電によると、中性子を検出する機器は原子炉本体の周囲に四つあり、二つ以上が異常を検知すると原子炉が自動停止する。26日に、機器が正常に作動するかの確認を実施した。原子炉の自動停止後、正常に冷却できているという。