「一般的にはお母さんのほうが子どもと接する時間が長い傾向にあるので、子どものふとした表情や変化に気づきやすい。『これ以上無理に学校に通わせるのはよくない』と直感で確信します。しかし、平日の帰りが遅く土日しか子どもと話さないお父さんは、子どもの内面的な心の動きに思いが至らず、『学校に行っていない』という事実自体に焦って怒りを感じ、子どもやお母さんに圧をかけてしまうことが多いんです」 ふだん会社でも数字や客観的事実を基に状況を判断するからか、父親はつい外面的な部分を重視してしまいがち。また、社会で求められる能力を痛感しているからこそ、「学力や学歴、円滑な人間関係を身に付けるためには学校に行かなければならない。でないと、将来苦労するはずだ。弱いままでどうする──」などと考えてしまうのだろう。 「これも親心ではあるのですが、不登校の中には心に傷を負っている子もいます。大人の社会であれば、心を病んで
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