ユーザー中心設計とはこれまで「師匠と弟子方式のインタビュー」「ペルソナ」「カードソート」「ペーパープロトタイプ」「ユーザーテスト」といったユーザビリティ手法を紹介したが、種を明かせば、これらは私の発明品ではない。「ユーザー中心設計(人間中心設計とも言う)」に含まれるテクニックの一部なのだ。 ユーザー中心設計とはソフトウェアの設計思想の1つであり、個々の手法を指すものではない。カレン・ホルツブラットの「コンテクスチュアル・デザイン」も、アラン・クーパーの「ゴール・ダイレクテッド・デザイン」も、さらにこの連載で紹介してきた「ディスカウント・ユーザビリティ」も、いずれもがユーザー中心設計の範疇に入る。 ただ、そこには骨格となるような共通したパターンがある。それは以下のようなものだ。 ユーザーの利用状況を把握する。利用状況からユーザーニーズを探索する。ユーザーニーズを満たすような解決案を作る。解決
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