iPadは、世界の携帯電話業界を大きく揺さぶった端末だ。2010年1月の発表から多国展開が始まった5月まで、「自分の国ではどのキャリアがiPadを扱うのか」が話題になった。日本ではNTTドコモがアップルとの契約前にiPad向けに「SIM」(シム)と呼ばれる通信用チップを提供すると宣言した。ところが、日本国内でiPadを扱うキャリアはソフトバンクモバイルに決まった上に、他国のiPadにはない「SIMロック」と呼ばれる仕様になり、NTTドコモはSIMを提供することもできなくなった。日本の携帯電話事業者の最大手であるNTTドコモは、恥をかかされることになったのである。 キャリアに要求を突き付けるアップル アップルとキャリアの間には、契約締結後も常に緊張感が漂う。アップルは、キャリアに独占販売権と引き換えに、iPhoneの料金プランや販売方法などについていろいろとうるさく口を出したり、販売台数のノ
米Appleが1月27日(現地時間)、「iPhone」(スマートフォン)と「MacBook」(ノートPC)の中間に位置する製品として、タブレット型デバイス「iPad」を発表した。 当初うわさされていた、iPhone OSの新バージョン発表などはなかったため、iPhoneユーザーの中には期待はずれの発表会と映ったかもしれない。しかし、iPadのスペックには非常に興味深い点がいくつかある。 またiPadの米国での発売時期は、Wi-Fiモデルが3月後半、Wi-Fi+3Gモデルが4月とアナウンスされているが、そのほかの地域ではWi-Fi版が3月下旬以降、Wi-Fi+3G版が6~7月くらいになるという。日本市場でも、Wi-Fi版は3月下旬以降に発売されるが、Wi-Fi+3G版については6月以降になる見通し。 そんなわけで、現時点でははっきりした情報が極めて少ないが、あれこれと勝手に想像してみたい。
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