ソフトバンクとアリババグループの合弁会社であるSBクラウドはこのほど、スクウェア・エニックス(スクエニ)と機械学習を活用した共同研究を実施したと発表した。スクエニのスマートフォン向けデジタルカードゲーム「ドラゴンクエストライバルズ」を用い、機械学習でプレイヤー間で流行しているカードなどを分析した。その結果を、コンピューター対戦のバランス調整に役立てる。 共同研究では、過去に収集したプレイヤーの行動ログデータを機械学習で分析。流行しているカードやデッキ(カードを組み合わせたセット)、どの行動が勝利に貢献したかなどを推論し、カードの利用状況を可視化した。 カードゲームのコンピュータ対戦において、AIがプレイヤーの行動を予想してカードを選択するには、まず対戦相手のデッキを予測する必要がある。デッキを予測するには、膨大な量になるゲーム内のデータ分析手法を選定することや、データを高速に処理できる環境