美都(波瑠)は不倫に対して罪悪感さえ感じられないし、有島(鈴木伸之)は家庭第一のくせに浮気を繰り返してしまうチャラ男。涼太(東出昌大)も一途ではあるが、執着心が強すぎてヤバイ奴になってしまっている。 第9話は、普段脇役の小田原(山崎育三郎)、皆実(中川翔子)、香子(大政絢)に焦点が絞られていた。3人はそれぞれ印象的なセリフを残しているのだが、麗華の不倫観が多数派だとしたら、3人は少数派の意見をそれぞれ代弁しているように見えた。 小田原の言い分 「俺なんてどんだけ正しく生きていても報われない。人の気持ちを一生欲しがるなんてどんだけ欲張りなんだよ!二人とも欲張りすぎて腹が立つんだよ!」 小田原は涼太の事が好きだった。報われない恋愛をする同性愛者が、異性愛者である涼太と美都に向かって言った言葉だ。 ある意味で不倫肯定発言のわけだが、そこにはひとときでも一緒になれる事の幸せを噛み締めろというメッセ