「移住者と連帯する全国ネットワーク」代表理事の鳥井一平さん=東京都台東区で2020年9月17日、八田浩輔撮影 新型コロナウイルスにより、外国人労働者を取り巻く環境は一変した。日本で暮らす外国人労働者の支援を続けてきた「移住者と連帯する全国ネットワーク」(移住連)代表理事の鳥井一平さん(67)は、日本の「移民政策」はコロナ禍で破綻したと訴える。今、日本社会に何が必要とされているのか。【聞き手・八田浩輔】 「移民政策をとらない」政府の姿勢がミスリード ――外国人労働者の問題を巡り、新型コロナはどのような課題を突きつけたと考えますか。 ◆コロナ禍の日本で顕在化したのは、ゆがんだ移民政策、…