最新号で特集したキャリア特集。この問題は、企業や社会の仕組みも関わってくる。そんな中、昨年提唱された「40歳定年制」は個人のキャリアプランにとっても非常に有意義な制度ではないだろうか。 弊誌最新号はキャリアを特集しましたが、編集作業が終わったいまも、キャリアについて考える機会が多いものです。 そんななか前々から関心があったのが「40歳定年制」です。高齢化する社会で従来より定年年齢を下げるような施策は一見逆効果に見えるものですが、大いに検討すべき施策に思えてなりません。 まず企業の側から考えてみましょう。今日のような環境変化の激しい時代に、22歳の若者に40年以上にわたる雇用を保障するのは、リスクとして大きすぎます。また、この不確実な時代に企業が40年以上の雇用を保障するなど、誠実に考えると無責任でさえあります。高度成長期であれば、経済と企業の成長が予測できたので、このような超長期の雇用の保
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