ブックマーク / www.sangiin.go.jp (2)

  • 我が国における物価の現状と物価の変動要因の整理

    経済のプリズム No114 2013.6 1 我が国における物価の現状と物価の変動要因の整理 調査情報担当室 鈴木 克洋 1.はじめに 1991 年にバブル景気が崩壊して以降、 「失われた 20 年」ともいわれるように 我が国経済は長期的な停滞を続けている1 。 また、 これを背景として物価面では、 GDPデフレーターが 1994 年半ばから2 、消費者物価指数(除く生鮮品)は 2000 年頃から低下傾向を示しており、いわゆる「デフレ」状態となっている。 現在、このデフレからの脱却を果たすことが我が国における重要な課題の一つ となっているが、このデフレに陥った要因や長期経済停滞との因果関係につい ては様々な議論があり、それに伴って処方箋も異なってくることになる。 稿では、こうした議論に当たって、そもそも物価とは何か、我が国の物価 情勢、物価の決定要因など物価を巡る課題について整理する。

  • 我が国企業部門のISバランスについて

    経済のプリズム No115 2013.7 1 我が国企業部門のISバランスについて 企画調整室 客員調査員 後藤 康雄 (三菱総合研究所主席研究員) 我が国では長らく経常黒字が続いているが、マクロ的にみて経常収支とは、 一国全体での貯蓄と投資の差額に一致する。したがって、経常黒字が続いてい るということは、国全体としてみて貯蓄超過(または投資不足)の状態が続い ていることを意味する。稿では、我が国の貯蓄投資差額の動向を整理し、特 にその動きを大きく左右する企業部門についてやや詳しくみていくこととする。 そこでの問題意識としては、我が国の貯蓄投資差額は貯蓄が過大なのか投資が 過小なのか、また今後の貯蓄投資差額の見通しに対してどのような含意がある のか、といった点を中心に考えていくこととする。 1.経常収支とISバランスの恒等関係 貯蓄投資差額は、マクロ経済分析においては極めて重要な概念であ

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