「すべて彼女のために」鑑賞。 映画を見ていて忘れがちな事に、人を殺す事に対する重みというのがあるだろう。 スティーブン・セガール主演映画で背後から首をクリっと回され、その場に崩れ落ちて死ぬ「見張りB」といった役どころの男にも彼なりの人生がある。友達に誘われて就職してみたら悪の組織で、あまり主体的に悪い事をしているつもりはなくて、金払いもイイし仕事が終わると同僚たちみんなで風俗に行くのが恒例となっているのも居心地が良いのでなんとなくズルズルとテロ行為や武器とかコカイン取引の見張り役なんかをしている。そんな彼にも人生の転機が訪れる。よく行く飲み屋の常連同士でノリがいいので何度かお互いのアパートに泊まったり泊めてもらったり。あくまでライトな付き合いのつもりだったんだけど、誕生日にくれた名前の刺繍が入ったマシンガンを吊るすベルトに『こりゃ、ロックオンされちゃったな・・・』なんて。でもまんざらじゃな
文学フリマ、約2400人来場 人気作は150冊完売 12月07日 13時07分 コメント コメントする 写真を拡大 文芸・評論といったジャンルを中心とした同人誌即売会「第9回文学フリマ」が、12月6日に大田区産業プラザPiOで開催され、約380のブースが参加、約2400人が来場した。朝11時の開会と同時に、映画評同人誌『Bootleg』のブースに長蛇の列ができ、約1時間で150冊を完売した。 また、自作の「折り本」を作るサービスを展開している『BWN』が、常に盛況を呈していた。 事務局代表の望月倫彦氏は「午後すぐに用意していたパンフレットがなくなり、かなりの盛況でした。これからもイベントなど、新たな企画を展開していき盛り上げていきたい」と語った。次回は、2010年5月23日、同じく大田区産業プラザPiOでの開催が既に決定している。 ※この画像はスクリーンショットです ■関連リンク
『第2回したまちコメディ映画祭in台東 前夜祭オールナイト 復活!映画秘宝ナイト』にて「The Hangover」鑑賞。 日本での劇場公開作は去年の始め頃に約15年も前のデビュー作「全身ハードコア GGアリン」がシアターNにかかった事があるだけというワケのわからない事になっている監督、トッド・フィリップスの最新作。アメリカでは興行収入2億ドルを突破した超ヒット作でありながら、日本での公開が決まっていない。というか、監督がハリウッドに移っての「ロードトリップ」「アダルト・スクール」リメイク版「スタスキー&ハッチ」と、それぞれアメリカ公開時にランキングを賑わした傑作群が、ことごとくDVDスルーという冷遇に処されているのは、まったく理解に苦しむばかりである*1。もし、ここを読んでいる人の中で上記した作品に見逃しているものがあったら、まずはレンタル屋へ走るべきなのだ!さあ走れ! あかちゃんクニャっ
「ウォッチメン」鑑賞。 原作は80年代中頃に発行されて以来、アメコミの金字塔として賞賛され続けている大傑作。当然、映画化の話も発売された当時からあって、実際ボクがこのコミックの存在を知ったのは「未来世紀ブラジル」日本公開時にテリー・ギリアムが『ボクの次回作はコレになるよ!』とハイテンションでインタビューに答えていた時だから、かれこれ20年前という事になる。 で、映画化が頓挫し続けて今日のザック・スナイダー版に至っているワケなのだが、今まで製作されそこねていたのには理由があった。この「ウォッチメン」というコミックは、『コミック』という形態を極限まで活かした物語であったからだ。 例えばキャラクターがセリフを言う、その後ろにある壁のラクガキが市民の鬱屈した声を代弁し、風に吹かれて飛んで行く新聞には社会情勢が記されている。巻末に挿入される架空の出版物、インタビュー、書簡などが物語のバックグラウンド
「オカルト」鑑賞。 「あぁ!神さま!仏さま!」 って、ようするに何でもイイんである。これは「警察!助けて!」とか「政府!助けて!」じゃないのが特徴で、現実的な救済は無いし見込めないと知ってしまったが故に神さまか仏さまでも何でもイイから現状を救ってくれ!という事だ。この世ならざる超越した力でも無いかぎり現状打破は出来ない!っと、それまでちっとも信心なんて無いのにコロリと“アッチ”の世界に踏み込む。 近年、POVだとかモキュメンタリーなどの表現手法は特に珍しく無くなっている。森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」を免罪符に演技演出のあるドキュメンタリーまで登場している以上、ゴダールの言う“ドキュメンタリー”と、従来のいわゆる“ドキュメンタリー”を隔てるかきねは、少なくとも製作者側の意識の中には、もはや完全に無くなったと言える。 「オカルト」は映画監督白石晃士(本人)が、ある無差別殺人事件を追っ
「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」鑑賞。 アクション娯楽映画には『フォーマット』と呼べるような物がある。ゲームを元にしていようと、コミックを元にしていようと、主人公のキャラクターが『熱血の正義漢』でも『世をすねたペシミスト』でも、フォーマットのくびきから、そうそう外れる事は無い。 たとえば、近々公開される「ドラゴンボール エボリューション」だが、原作は主人公/孫悟空の少年から青年、子供を持つ親になり、そして死と、死からの帰還までもが描かれる数十巻におよぶ大長編である。 現状での映画版の情報から推測されるのは、原作で少年期にあたるレッド・リボン軍/ピラフとのドラゴンボール争奪戦、牛魔王やチチあたりのエピソードとホカホカパンティまでは要素のみ抽出して大部分はオミット。中心になるのはピッコロ大魔王との戦いだが、おそらくピッコロと神様の関係は全く新しい設定となっているっぽい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く