2023年11月23日のブックマーク (1件)

  • 『愛と幻想のファシズム』(講談社) - 著者:村上 龍 - 吉本 隆明による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:村上 龍出版社:講談社装丁:文庫(504ページ)発売日:1990-08-03 ISBN-10:4061847392 ISBN-13:978-4061847392 内容紹介: 激動する1990年、世界経済は恐慌へ突入。日は未曽有の危機を迎えた。サバイバリスト鈴原冬二をカリスマとする政治結社「狩猟社」のもとには、日を代表する学者、官僚、そしてテロリストが結集。人々は彼らをファシストと呼んだが…。これはかつてない規模で描かれた衝撃の政治経済小説である。 この作品の性格をひとことで言い当てようとすると、ふんだんに毒を含んだハードボイルド風の劇画小説ということになる。まず毒ということからはじめてみる。ひとつは主人公であるハンター上りのトウジのもっている理念が毒だ。トウジは狩猟社会が人間の理想社会で、強い獣と獣を追って仕留める頑強な狩猟人だけが生き残り、人間を含めて弱い動物、愚かな動物、強く

    『愛と幻想のファシズム』(講談社) - 著者:村上 龍 - 吉本 隆明による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    ponyman
    ponyman 2023/11/23
    村上龍のこの小説、2023年の現代を予見させるものがすごくあり度々思い出す。 吉本隆明の解説が「マリー・クレール」に載ってたんだな