私が「富士山」を最初に見たのは、中学生の時。 修学旅行でのことでした。 テレビや写真でしか見たことのない富士山を、同級生と一緒に見るのがとても楽しみだったことを覚えています。 当時の日本は今よりも子どもの数がずっと多く、しかも、中学校はどこも大荒れの時代でしたから、修学旅行なんてカオスの象徴、今のお子さんがするような事前学習なんてのも皆無、ただ「富士山辺りに集団で移動!」っていうだけの修学旅行でしたが、子どもですもの、なんでも楽しかった記憶があります。 でも。 初めて富士山を見たとき。 私が感じたのは、何とも言えない「失望感」でした。 富士山と言えば、あの有名な北斎の絵、 こういうの。 これが私の「頭の中の富士山」になっていたのだと思われます。 鋭角じゃないですか、この富士山って。 でも、私が現地で見たのは、こんな富士山。 (写真はネットからお借りしました。) 全然鋭角じゃない・・・。 富