続きです。 昼食後、バスで飯館村へ移動しました。 土湯から下って福島市を横断し、東方向へ登って行きます。飯舘村は、標高500m阿武隈高地に位置しています。東京でいうと、高尾山よりも100mばかり低い高いところに位置していますが、山の中というより平坦で開けている高原のような感じの場所です。かつては小高い丘のような山に囲まれ放牧している牛がのんびりと草を食み、川に沿った地域では稲作が行われ、花卉栽培も盛んで本当にのどかな村だっただろうと想像できます。 一見、稲を刈り取った後の田んぼのような気がしますが、田んぼを除染するために草を刈り表土をはぎ取った後のようすだと聞きました。 除染は、田んぼや畑のみで、周りの畔は対象になっていないし、まわりの山はもちろん対象外ですから、農作業をする方々が安心して作業できる満足な状態ではなさそうです。 飯舘村は、福島原発のある所から40㎞離れており、当初避難区域か