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2009年12月14日のブックマーク (1件)

  • 2009-12-14

    小宮山研究室では他にも魅力的な核酸の化学を展開しています。ひとつは、今年2009年、ノーベル医学生理学賞の対象となったテロメアの研究です。 小宮山眞教授 生物のDNAは、細胞核の中でただ長々とのたくっているわけではなく、ヒストンと呼ばれるタンパク質に巻きつき、一定の形を取っています。これが染色体で、ヒトの場合大小交えて計46が存在している――というのは、みなさんよくご存知と思います。 DNAは極めて細長い分子ですが、当然末端が存在します。この末端は、他に見られない特殊な構造をとっており、これが「テロメア」と呼ばれるものです。 通常、ウイルス感染や化学物質によってDNAが切断されて末端部が露出すると、それを修復・切断する酵素が働きます。しかしこれらの酵素は、正常な末端であるか、何かの事故で露出した末端であるか見分けをつけてくれるわけではありませんから、正常な末端もそのままではこれらの酵素に

    2009-12-14