※画像は『良心をもたない人たち』 (草思社文庫)。サイコパスの入門書としてわかりやすい。佐世保少女A子の異常性 佐世保の首切り少女事件は、あなたのそばでも起こる可能性がある? 長崎県佐世保北高校1年、松尾愛和さん(15)が同級生A子(16)に殺害された事件では、A子の反社会性人格障害、いわゆる「サイコパス」ではないかと注目を集めているが、そういった人間はどれぐらいの確率でいるのだろうか。 サイコパスは25人に1人 マーサ・スタウト著『良心をもたない人たち 25人に1人という恐怖』(草思社)によれば、表題のとおり、アメリカでは4%、25人に1人がそうだとされている。一方で東アジア圏では割合が低く、サイコパスの人間は0.1%前後だという。なんにせよ、思ったよりも多い印象だ。 サイコパスとは良心がない人間 そもそもサイコパスとなんであるのか。同書によれば「頭で善と悪のちがいはわかっても、ふつうの