安倍晋三首相は3日午前の衆院予算委員会で、昨年末の靖国神社の参拝に関し「大切な同盟国である米国に誤解のないよう、首相談話などをしっかり説明することで、日米の絆を揺るぎないものにしたい」と語った。中国、韓国に対しても「中韓の人々の気持ちを傷つける気持ちは全くない。礼儀正しく、誠意を持って説明を続けたい」と述べた。日本維新の会の山田宏氏への答弁。 首相は昨年12月26日に参拝した理由について「ちょうど政権が発足して1年の節目で、外交・安全保障も含め、私が進めてきた政策を英霊にご報告した」と説明。「一国のリーダーが国のために戦った方々に手を合わせ、御(み)霊(たま)安かれなれと気持ちをささげるのは、各国のリーダーに共通するものだ」と重ねて強調した。 また、戦没者の遺族に関し「一国のリーダーがしっかりと自分の愛する人のために手を合わせることは、(遺族の)癒やしになっているのではないか」と語った。