燃料を一切使わずに太陽光だけで飛ぶ飛行機「ソーラー・インパルス」が今年5月、サンフランシスコからニューヨークまでの米大陸横断飛行を行います。 ソーラー・インパルスのプロジェクトは2003年に始まり、10年間で総額9000万ユーロ(約108億円)の投資が計画されています。両翼に1万2000枚の太陽光パネルを取り付けた機体の開発には、スイスのエレベーター大手シンドラーの技術者らが参加しているほか、ベルギーの医薬品・化学・プラスチックメーカー大手ソルベイも研究支援を行っています。 今回の計画は、5月上旬にサンフランシスコを出発し、フェニックスやダラスなど数ヵ所を経由して、約2ヶ月後にニューヨークに到着するというもの。米大陸の横断は初となります。 ソーラー・インパルスの翼はジャンボジェット機のそれに相当する長さを誇るが、重量は小型車と同じ程度。昨年6月にはスペイン─モロッコの大陸間飛行に成功してお