2018、22年のサッカー・ワールドカップ(W杯)招致運動で、県立カシマサッカースタジアム(鹿嶋市)の立候補を見合わせていた県は13日、立候補することを決め、立候補自治体発表の前日に滑り込みで申請した。招致に転じた理由として、県は、県サッカー協会とスタジアム周辺5市が行った署名活動で一定の署名数が集まったことや、当初懸念していた招致のための地元負担金の大部分を日本サッカー協会が負担することになった点を挙げた。 この日の午前中、鹿嶋、神栖、潮来、行方、鉾田のスタジアム周辺の5市長と、県サッカー協会の木内敏之副会長が署名簿を携え、県庁を訪れ、橋本知事に「最後のお願い」を行った。昨年12月15日から街頭や協会のホームページ上などで始まった署名活動では、約1か月で県内外から17万4242人の署名が集まった。目標としていた20万人には届かなかったが、面会後、内田俊郎・鹿嶋市長は「手応えを感じている」