東京都文京区の東京ドームシティアトラクションズで、コースターから羽村市の会社員倉野内史明さん(34)が転落し、死亡した事故で、安全確認の担当だった20代女性アルバイトが警視庁捜査1課の事情聴取に「手で必ずロック確認する指導は受けていない」と説明していることが3日、捜査関係者への取材で分かった。 女性バイトは「体格で乗車を断った経験はない」とも話しており、同課は東京ドームの指導体制や人員配置が不適切だったとみて調べる。 捜査関係者によると、女性バイトは同遊園地で約2年勤務し、コースターを任されて半年だった。 同社からロック確認をするよう定めたマニュアルを渡されていたが、具体的な方法は書かれておらず、事情聴取に「手で必ず全員のロックを確認する指導は受けていない」と話している。 客と安全バーにすき間があった場合のみ、手でロック確認し、「体格を理由に乗車を断った経験はない」と説明。着席時、