若手音楽家の登竜門として知られるスイスの「ジュネーブ国際音楽コンクール」の作曲部門で、兵庫県出身の高木日向子さんが優勝しました。作曲部門で日本人が優勝したのは2015年以来、2回目です。 作曲部門は2011年に新たに設けられ、今回が5回目です。 23か国、60人の音楽家の中から最終選考に残ったのは、兵庫県尼崎市の高木日向子さん(30)ら3人で、審査の結果、高木さんとコロンビア人の男性の2人が優勝しました。 高木さんの曲名はフランス語で瞬間を意味する「L’instant」で、コンクールでは、オーボエのソロのほか弦楽器などのアンサンブルで演奏されました。 画家の高島野十郎の作品、「ろうそく」からヒントを得てこの曲を作ったということで、およそ15分間の演奏ではオーボエの幻想的な音色がアンサンブルをリードし、会場は心地よいゆったりとした旋律に包まれました。 高木さんは、中学時代にクラスの歌などを作