東京パラリンピック、卓球の男子シングルス、腕や足に障害のあるクラスのエジプトのイブラヒーム エルフセイニ・ハマドトゥ選手。口にラケットをくわえてプレーするハマドトゥ選手は、27日の試合に敗れたことで予選リーグ突破はなりませんでした。試合後は「“できないことはない”と世界中の人に知ってほしい」とメッセージを残しました。 「卓球はできない」と言われたから… エジプトのイブラヒーム エルフセイニ・ハマドトゥ選手は48歳。 口にラケットをくわえ、首を振って左右にショットを打ち分けるプレー。さらに足の指でボールをはさんでサーブトス。そのスタイルは、数多くの努力を積み重ねてできあがったものでした。 ハマドトゥ選手は10歳のときに列車の事故で両腕を失いました。 活発な少年で、事故のあともサッカーに打ち込んでいたというハマドトゥ選手。13歳のとき、友人から「卓球はできない」と言われたことが、卓球を本格的に