かつて、ゲームは「教育に悪いものである」という風潮が蔓延っていた時代があった。2000年代を生きたゲーマーの中には、当時の感覚を未だに覚えている者も少なくないだろう。 当時と比べて、現代はゲームに対して比較的寛容な社会になったといえる。現在においてもそういった傾向がないわけではないが、ゲームコンテンツやeスポーツがマスメディアで好意的に取り上げられるのを見れば、少なくともゲームが広く社会に浸透し、ひとつのカルチャーとして捉えられるようになってきていることが伺えるだろう。 一方で、先の風潮の反動かあるいは別の理由かは不明であるが、ゲームは今「教育」ブームの中にあるように感じる。『マインクラフト』や「アサシンクリード」シリーズ、「桃太郎電鉄」シリーズなどは教育の現場で実際に教材として用いられているし、脳トレ、パズル、知育など、各方面でゲームと教育が向き合ってアプローチし合うという試みももはや日
![「ゲームさんぽ」の原点は美術の「対話型鑑賞」にあった!? 「お家騒動」から新生「ゲームさんぽ」まで、制作陣にこれまでとこれからを聞いた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/68f7f4ff15b0d9d4c3b6313c773ed918b1dad376/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg-denfaminicogamer.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F05%2Fgamesampo_logodata.jpg)