学習院OB管弦楽団の定期演奏会で、ビオラの裏に描かれた「奇跡の一本松」を披露される皇太子さま(7日午後、東京都豊島区の東京芸術劇場で)=代表撮影 皇太子さまは7日、東京都豊島区で開かれた学習院OB管弦楽団・第67回定期演奏会で、東日本大震災の流木や岩手県陸前高田市の奇跡の一本松を材料に作られたビオラを演奏された。天皇、皇后両陛下と雅子さまも客席から鑑賞された。 ビオラは、バイオリン製作・修復者の中沢宗幸さんが製作し、今回初めてコンサートで演奏された。中沢さんは、同じく流木などで作られたバイオリンを国内外の1000人がリレー演奏するプロジェクトを展開中。中沢さんから相談を受けた皇后さまが、皇太子さまと同楽団を紹介されたという。 この日、皇太子さまはビオラでシューベルトの交響曲第7番「未完成」を演奏。終了後、皇太子さまが奇跡の一本松が描かれたビオラの裏面を客席に見せられると、一段と大きな拍手が