栃木県那須塩原市の児童相談所で今月3日、保護された長女を連れ出すため侵入した父親が逮捕される事件があり、県警は父親が長女を虐待していた疑いが強まったとして、近く傷害容疑で再逮捕する方針を決めた。 長女は父親から強制されて付けていた日記に、暴力を振るわれた日を示す印を蛍光ペンで記していた。県警は長女が残した「SOS」を重要な証拠と判断、虐待の立件にこぎ着けた。 捜査関係者によると、同県さくら市の無職の男(31)(建造物侵入容疑で逮捕)は8月下旬、自宅で妻の連れ子だった小学6年の長女(12)の顔を殴るなどし、約2週間のけがをさせた疑いが持たれている。 長女は捜査員に対し、父親から日記を書くよう強制されていたことを明かした。学校の出来事などがつづられているが、「お父さん大好きです」「素直になります」などと書くことを強要され、毎日、内容をチェックされていた。 長女は6月上旬頃から、父親に顔を殴られ