地元で生まれた子どもに絵本を贈る活動「ブックスタート」の発案者で、英国の絵本コンサルタント、ウェンディー・クーリングさんが8日、ブックスタートに取り組んでいる鎌ヶ谷市を訪れ、絵本を使った読み聞かせの様子を視察した。 ブックスタートは、0歳児健診などの際、地元自治体が赤ちゃんに絵本をプレゼントする活動。鎌ヶ谷市は2004年から、4か月児健康相談の際、2冊を親子に配布し、読み聞かせボランティアの協力を得て取り組んでいる。 初来日のクーリングさんは同市総合福祉保健センターで、ボランティアから活動の状況や効果の説明を受けた後、読み聞かせを見学した。母親の膝の上に抱かれた赤ちゃんたちは、ボランティアの表情と絵本を見て、楽しそうに手足を動かしていた。クーリングさんは「赤ちゃんの幸せを願うボランティアの笑顔がすばらしい。うれしく、楽しい体験ができました」と話した。