先日、オープンソースの自作用マイクロコントローラ「Arduino」の誕生 10 周年を記念して、「World Arduino Day」が制定された。 2004 年にイタリア人の学生アルドゥイーノによって開発されたこのプラットフォームは、瞬く間に世界中の開発者たちに受け入れられることになった。組み込みの入出力はセンサーに直結されており、また外部のマイクロコントローラともやりとりを行うことができる様になっている。 こういった特徴により、Arduino は Raspberry Pi と比較されることも多いが、自己完結的なプラットフォームである Pi とは性質が異なる。Arduino ではエンジニアリングを実に簡単に行うことができるのだ。例えば LED を明滅させるといった簡単な事を行う場合、Raspberry Pi では取っ掛かりの段階で OS やいくつかのライブラリのインストールが必要になるが