ことしの春闘で、大手企業が回答した月額の賃金の引き上げ額は、基本給を引き上げるベースアップを決めた企業が相次いだことなどから平均で7697円となり、16年ぶりに7000円を超えました。 経団連がまとめた大手企業の春闘の回答状況によりますと、16日までに集計した大手企業41社の月額の賃金の引き上げ額は、定期昇給を含めて平均で7697円となり、去年より1600円余り増えました。 月額の賃金の引き上げ額が7000円を超えるのは平成10年以来16年ぶりで、月額の賃金の増加率は2.3%でした。 業種別で見ますと▽機械金属の賃金の引き上げ額は9598円で、賃金の増加率は3.3%となったのをはじめ▽自動車が9225円で2.7%▽繊維が7023円で2.3%▽非鉄・金属が6398円で2%の増加率でした。 これについて経団連では「ことしは多くの組合がベースアップを要求し、企業側も収益の改善を背景に多様な方法で