クリックして拡大する仮設住宅には日よけのため窓のところにゴーヤなどの植物を育てる家が目立つ。岩手県陸前高田市の仮設住宅にすむ久納さん宅では5月末頃からゴーヤを育て始め、最近ようやく窓の上までつるがのび日よけに役立っている。これまでにゴーヤは10本ほど収穫し、ゴーヤチャンプルなどにして食べたという=15日午後、岩手県陸前高田市(三尾郁恵撮影) 仮設住宅に入居する被災者の前に“法の壁”が立ちはだかっている。入居者への支援は国の「災害救助法」の対象外になるため、行政による炊き出しや生活必需品の配給など、避難所で受けられた行政支援の多くが打ち切られるからだ。(渡辺陽子) 「ただ家ができたってだけ。財政状態は全然変わらないんだから…」。岩手県大船渡市の仮設住宅で暮らす森田美智子さん(43)の表情は晴れない。 無職の夫(68)、中学3年の長男(15)、小学6年の長女(12)、保育園の次男(4)の5人暮