(CNN) 世界保健機関(WHO)がエボラ出血熱についての内部文書の中で、初期対応の失敗を認めていることが19日までに分かった。AP通信が伝えた。一方、WHOは内部文書は事実確認などを経ていない下書きにすぎないと説明している。 AP通信が内部文書の内容として伝えたところによると、WHOは「エボラ熱対応にかかわった者はほぼ全員、明らかな予兆を見逃していた」「事態は最悪の状況に向かって進行していた」との認識を示し、西アフリカでの発生以降、拡大阻止の機会を逃してきた経緯を振り返っている。 伝統的な伝染病封じ込め作戦がこの地域では通用しないことに、WHOの専門家は気付いていなかったとも指摘している。 同文書によれば、WHOで当時ポリオ撲滅を担当していたアイルワード事務局長補は今年6月、チャン事務局長へのメールで、現地の保健当局や支援団体からWHOに対し、エボラ熱対策を助けるどころか妨げになっている
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