衆院選の前哨戦といわれる東京都議会議員選挙の投票が締め切られた。18時時点での投票率は38.8%で前回(4年前)より4ポイント上昇している。さらに注目したいのは期日前投票者数が前回の1.83倍の87万人もいたことだ。何か具体的な根拠があるわけではないが、開票結果はとてつもない数字になりそうな予感がする。 知り合いが期日前投票に行ってたまたま見かけた光景だが、どの候補者が民主党の候補者なのかを聞いて投票している人がいたという。実は、その知り合い自身も「民主党の候補者に入れる」ことは決めていたが、民主党の候補者が誰なのか知らないまま投票所に足を運んだという。「誰に」ではなく、とにかく「民主に」という投票行動だ。 「都議選はどの政党に入れますか」という事前の世論調査でも、自民党は民主党にダブルスコアで負けていた。期日前も当日も、投票率が増えた分のほとんどが民主党を中心とする野党に流れているような