携帯がマルチメディア端末化するにつれ、携帯とテレビの関係はより密接になりつつある。テレビ局は携帯を活用して、どう収益を上げようとしているのか。 「ワイヤレスジャパン2005」会場では、「本格化するモバイル・メディア・ビジネス」と題されたパネルディスカッションにTBS モバイル&ネットセンター担当部長の成合由香氏が登場。同社の考えを話した。 広告モデルは難しい 携帯コンテンツは、月額数百円の小額課金で提供されることが多い。テレビ局は広告モデルで成り立っているが、携帯プラットフォームでも広告で収益を上げることはできないだろうか。 この話題を振られた成合氏は、「広告モデルは非常に微妙」と苦笑する。「どういうかたちで(広告)代理店、クライアントと向き合うか。コンテンツビジネスのほうがやりやすい」 テレビ局の本業は、やはり放送。それは各局に共通する認識で(2004年8月27日の記事参照)これに携帯を