スタジオジブリ映画の最新作「思い出のマーニー」(19日公開)の合同会見が15日、大阪市内で行われ、ヒロイン・杏奈役の高月彩良(16)、主題歌「Fine On The Outside」を歌うプリシラ・アーン(30)らが出席。米林宏昌監督(41)は同作での“脱宮崎”を強調した。 今作はジブリが誇る宮崎駿監督(73)、高畑勲監督(78)の両巨頭が関わらない初の長編映画としても注目されている。米林監督と西村義明プロデューサー(36)によると、当初は宮崎監督が「こんな絵はどうだろう」などと言いながら、頻繁にスタジオに来ていたという。 そこで「宮崎監督の話を聞く会」(米林監督)を設けた。宮崎監督はその場で「この物語の舞台は瀬戸内です。和洋折衷のお屋敷があって」などと説明しながら、ホワイトボードに絵を描いて示した。米林監督は「その絵がすごく『崖の上のポニョ』みたいな世界観で、イメージと違っていた」と