オープンアクセス分野のフランスとオランダの専門家からなる調査団が1月27日から30日まで、フランス大使館科学技術部の招待を受けて来日しました。研究界にとって世界規模の主要テーマであるオープンアクセスの日本における現状を網羅的に調査し、協力の可能性を模索するため、さまざまな関係者と面会することが目的でした。 オープンアクセス、世界的な学術研究の新しいモデル オープンアクセスとは、研究や教育から生まれた学術論文をインターネット上で即時に無償で常時閲覧できる状態にすることです。この動きは1990年代に起こり、学術出版社の圧力増大とデータ占有が各国のデジタル主権をめぐる問題を引き起こすに至って、近年ますます大きな広がりを見せました。 日仏協力の強化 調査団は国立情報学自動制御研究所(INRIA)が調整役を務め、INRIAの主任研究員2名、国民教育・高等教育・研究省の代表者1名、パリ第7大学の研究者
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