株式会社シマンテックは6月28日、日本企業におけるスパム(迷惑メール)の現状に関する調査結果を公表し、この発表に関するプレス向けの説明会を開催した。この調査は、ネットワーク管理者とエンドユーザーを対象に毎年行っているもので、シマンテックと第三者調査期間が共同で実施している。有効回答数は、管理者が566件、エンドユーザーが468件。 まず、管理者に対してのアンケート結果によれば、企業の1日あたりのメール受信数は平均約10万4000通で、約7万7000通だった前回調査(2006年)と比べて、1年間で35%の流量増となった。セグメント別では、5000通以上を受信する企業の割合が増えており、全体的にメールトラフィックが増えている傾向が見受けられる。 そのうち、スパムの割合は平均約28%と認識されており、メール受信数と掛けるとスパムの受信数は1日約2万9000通ほどとなる。また、メール全体の10%以