「WWWサイトにアクセスして自分の個人情報を表示・更新しようとすると,画面に他人の情報が表示される」という現象が発生していたことが,2002年9月末から10月にかけて相次いで公表された。今年になって多発したWWWサイト上の個人情報ファイルが閲覧可能になっていた,といった情報漏えいとは違うタイプの事故である。 アンチウイルス・ソフト大手のトレンドマイクロでは「会員契約更新サイト」で,「直前にログインしていたユーザーの情報」が表示されるという現象が発生した。同社には,9月3日から9月4日にかけて,上記のような現象に遭遇したというメールが,10人のユーザーから送られてきた。この現象は,「想定以上のアクセスにより暗号化の処理が間に合わず,直前にログインされていた方の情報が,まれに次のお客様の画面に誤って表示された」(同社 広報部)という。 10月10日には,リクルートが「イサイズじゃらん宿予約サー