高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定 日本では、使用済み燃料を再処理した後に残る高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の最終処分方法として地層処分を選択しています。地層処分は廃棄物を地表から300m以上の深さにある安定した岩盤に埋めるもので、国内にも実施できる見込みのある場所が存在すると考えられています。 高レベル放射性廃棄物などの最終処分事業はNUMO(ニューモ:原子力発電環境整備機構)が実施主体となっておこなわれます。処分地の選定プロセスは、1)文献調査、2)概要調査、3)精密調査の3段階の調査を約20年にわたっておこないます。 2020年10月、北海道寿都(すっつ)町が文献調査への応募を表明。また、神恵内(かもえない)村が国からの調査の申し入れを受諾し、同年11月から両町村で文献調査がおこなわれています。 そして、2024年6月には佐賀県玄海町でも文献調査が始まりました。 【処分地の